インシテミルを観てきました [邦画]

昨日、「インシテミル」を観ました。

10人の主人公以外の登場人物がいない(正確に言うと全くいない訳じゃありませんが)上に、閉鎖された空間での心理的圧迫感が臨場感につながっているので
、観終わった後には「精神的な疲労感」一杯でぐったりとシートに落ち込んでしまいそうでした。

藤原達也、綾瀬はるか、の演技も然る事ながら北大路欣也、片平なぎさの「大人」って言う感じの演技は流石です。
登場人物10人のキャラクターが俳優其々のキャラととても一致していると思えます。
ですから「俳優=役者そのもの」と見られるので違和感無くキャラクターを受け入れられると思います。
もしかしたら「反対が真なり」で俳優さんありきで登場人物のキャラクターが決められているのかもしれませんが・・・。

現代版『アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」』と言える作品だと思います。
今風のアレンジも見ごたえがあり時間を感じない作品だと思います。
施設内の出来事と外部との関係がどうなっているか、登場人物の置かれた現代的社会事情等を織り込んだりと単なる娯楽作品ではなく、考えさせられる部分の沢山ある作品だと思います。

ラストの「どんでん返し」は後から考えると「あっ、そうだったか、これがあったか、やられた」と感じてしまう程主人公に一体化して観ることが出来た久し振りの作品でした。
(この感触は「シャッターアイランド」以来かな)

満 足 度  ★★★★☆ (料金に対する面白さ)
もう1度  ★★★☆☆ (リピートしたい度)  
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チケット代を返してほしいと思った映画 その1 [洋画]

もう、公開されて20年以上になる「E.T.」
私は高校2年だったと思うんですが、未だになんであんなにヒットしたのか解りません。

ストーリーが良かったから?
ETを含めた役者が良かったから?
絵だ良かったから?

私はそうじゃないと思います。
「スピルバーグの作品だから、世界中が踊らされたから」だと思っています。

ストーリーは、何十年も前から作られてきたパターンの焼き直し。
1.宇宙人がやってくる
2.地球人(多くの場合子供)と出会う
3.そして仲良くなりコミュニケーション出来るようになる
4.その宇宙人を排除する力(多くの場合大人)が現れる
5.その結果、宇宙人が命を落とす
6.悲しむ子供たちの前で宇宙人が生き返る
7.宇宙人は無事故郷に帰っていく
大雑把に書くとこんな感じですが、こんなストーリーは掃いて捨てるほどあります。
「今更感動する物でもないでしょう」

要するに「スピルバーグというブランドが作って、大々的に宣伝したら、
在り来たりのストーリーでも世界的大ヒット映画が作れるんだ」って事じゃないかと思います。

たとえば大学の映画研究会がこういう感じの自主制作映画を撮って学園祭等で上映して
評価されるでしょうか?
私としては甚だ疑問です。
「つまらない」「〇〇のパクリじゃん」なんて評価で終わると思います。
でも“撮った人と宣伝の仕方、勿論製作技術も含めた「作品映画の力」”が
評価をコントロール出来るんじゃないか、って疑問を観終わった瞬間、
今は無き渋谷文化会館の確か「渋谷パンテオン」という映画館の座席で感じました。
因みに隣で一緒に見ていた当時の友人は「俺、(観たの)3回目だけど何回見てもイイよな」っていいながら涙を拭いていましたが、
「なんでこんな映画に3回分のチケット代払うんだろう?その分他の作品観れば良いのに」と冷ややかに聞いていました。

私が「チケット代を返してほしい」と思った数少ない映画の第一位作品が「E.T.」です
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13人の刺客 [邦画]

13人の刺客を観ました。

主役の役所広司さん良かったですね、それよりもっと良かったのが松方弘樹さんの存在感。
密談している時、「もしかしたら裏切るんじゃないか?」って勘繰ってしまうほど、
渋い役でした。

その他の刺客、山田孝之、沢村一樹、伊原剛志、古田新太、波岡一喜、高岡蒼甫、
六角精児、近藤公園、石垣佑磨、窪田正孝、伊勢谷友介、
それぞれがいい味を出しているんです。

中でも古田新太さんってもっと「キワモノ役者」かと思ってましたが、押さえたいい芝居で存在感抜群だったと思います。

六角精児と言えば、「相棒」の鑑識官役で有名ですが、着物姿もいいですね。

それ以上のインパクトが暴君大名役の稲垣吾郎ですね。
全編で「いっちゃっている」と言うか、「切れちゃっている」演技で
「この人本性はこうなんじゃないか?」と思っちゃうほど憎たらしく残忍な大名を素晴しくいい感じで演じていました。

ストーリーの展開もテンポ良く、2時間21分と言う時間を感じさせないものでした。

ラスト50分の死闘(この作品のキャッチフレーズですが)は凄かったですね。
実は「スーパーレイトショウ(深夜上映)」で観たのですが、深夜2時過ぎのこのシーンはちょっと重かったですね。とは言っても午前中に観るのもちょっと・・・かな。
中でも「刀の墓場」と言うシーンがあるのですが、「男たちの挽歌」「タクシードライバー」のワンシーンを思い出させるようないいシーンでした。

この作品自体がリメイク作品ですが、スケールアップされていて前作は56人対13人で今回は300人対13人。
「勝ち目無いじゃん」って思える無謀さですが、そのスケールの大きさが“凄い”インパクトでした。

もう一回くらい見てもいいかな、と思える久し振りの作品でした。

満 足 度  ★★★★☆ (料金に対する面白さ)
もう1度  ★★★★☆ (リピートしたい度)  
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The Expendables(エクスペンダブルズ) [洋画]

はじめまして“screenraiders"と申します。
今までに観た映画の話で多くの方と盛り上がれれば、と思います。

第1回目は「The Expendables(エクスペンダブルズ)」です。

ホームスクリーンのユナイテッドシネマとしまえんで10月16日に観ました。

率直な感想は、「何も考えないで観るには最高」の映画ですね。
観終わってすっきりしたいとか目的があると辛いかも・・・。

ストーリーは「ランボー」シリーズの焼き直しって感じですね。
豪華なキャストが魅力ってところだけ。

シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツネッガー、ブルース・ウィリス、この三人のシーンは「やったー」って感じでしたが、スタローン以外の二人はこのシーンだけの出演だったのでがっかり。
ただ、何処かで出て来るんじゃないか?と期待を持たせる所は流石です(裏切られたけど)。

その他、ミッキー・ロークは存在感あるし、ジェット・リーはしっかりアクションで頑張るしとそれぞれが色を出していますが、音楽で言うといまひとつ「ハーモニーになっていない」感じでまとまりが無かったように思えて残念。

ドルフ・ラングレンは「やっぱりな」っていう感じの再登場だしストーリーが読めちゃうのもどうだかって気がします。

続編が予定されているようなので、今後に期待の作品かな。
「続編はこける」ジンクスに負けないと言いのですが・・・


エンドロールで流れる長淵剛の曲ははっきり言って“いらない”

満 足 度  ★★★☆☆ (料金に対する面白さ)
もう1度  ★★☆☆☆ (リピートしたい度)  







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